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六本木森美術館で開催中の「カタストロフと美術のちから展」と、同じチケットで入場できる東京シティビュー(同ビル内)「藤子不二雄A展」に行ってきました。
2つの展覧会の感想、お土産グッズをご紹介します。
カタストロフと美術のちから展の感想
カタストロフとは、大惨事のという意味。
自然災害、戦争やテロ、難民問題、個人の悲劇などに美術はどう向き合い、どんな役割を果たすのか?
負から正に転じる「美術のちから」の可能性について問いています。
「トーマス・ヒルシュホーン|崩落」
ダンボールやガムテープで作られた崩落したビル、その中に見えるのは「すべての想像は、破壊から始まる」というピカソの言葉。
瓦礫から垣間見る、立ち上がる強さを感じました。
「ミロスワフ・バウカ|石鹸の通路」
L字の細い通路の壁には、オレンジの石鹸が塗布されています。
作家にとって石鹸は様々な意味を持つ象徴的な素材であり「生と死という決定的な瞬間」に関わるもの。
重いテーマと対象的な鮮やかなオレンジと石鹸の香りが印象に残りました。
「高橋雅子|アートで何ができるのかではなく、アートで何をするのかである」
東日本大震災から9日後に発足した緊急支援チーム【ART for HOPE】が、これまでに活動してきた一部を紹介。
被災所でのワークショップで、子どもたちが作った手芸が壁一面に飾られていて圧巻、しかもポップで可愛い!
近くで見るとそれぞれの作品にメッセージが付いています。
『みんなが毎日えがおでくらせますように。』
すべてが集約された言葉に胸がキュンとなりました。
「ジョルジュ・ルース|星は空に輝いて」
被災したカフェに「希望の星が浮かび上がるプロジェクト」を再現したもの。
本来は青くペイントされた箇所と塗られていない箇所を、角度を変えて眺めると白い星が部屋に浮かび上がるといった作品。
今回は小部屋での再現ですが、ゴールドの星が大きく輝いて見えました。
「オノ・ヨーコ|色を加えるペインティング 難民船」
難民問題解決を願う参加型インスタレーション。
この部屋に入る際に、靴カバーと青・白のチョークを渡されます。
すでに最初のペイントがわからないほど、隙間なくチョークで埋め尽くされた壁、床、ボート。
まるで床が青い海、壁は青空のように見え、ボートも航海船に見えました。
カタストロフと美術のちから展|お土産グッズ
展覧会タイトルのタイポグラフィが素敵だったので、オリジナルの養生テープを購入しました。
ただ無造作に貼ってもサマになるオシャレなテープ!もっと買っておけばよかった。
藤子不二雄A展の感想
東京シティビュー(51階)の「藤子不二雄A展」も見応えあり!
会場の全てが撮影可能です!
エントランス付近では、記念撮影できるフォトスポットもたくさん。
また、会場内では「変なフォトスポット」もあり、見るだけじゃなく体験して楽しむことができますよ。
こちらは靴を脱いで上がれるお部屋。
机の前で正座して構想を練るフリをしてみてもw
壁一面の漫画は、社会派ブラックユーモアな漫画が満載!
藤子不二雄A先生の過去の漫画がじっくり読みたくなりました。
すべて藤子スタジオ所蔵の実物で、再現された藤子不二雄A先生のデスク。
文具の配置まで再現しているとのことで、ここから数えきれないほどの作品が生み出されていった貴重なスポットです。
ノートにさらっと描かれたサムネも、オシャレで可愛い!
他にも見どころ満載なので、ぜひ観に行ってみてくださいね。
藤子不二雄A展|お土産グッズ
スペシャルショップ「怪奇や」にて、「ドーン!ブラック」と「メラメラ・レッド」のマッキーペン2本を購入!
名前に惹かれたのはもちろん、実用性で選びましたw
ここ「怪奇や」でも、ショーケースの中に実際に入って撮影を楽しめるスポットもあり。
会期・時間・会場・前売券など
どちらかのチケットがあれば2つとも入場できますが、藤子不二雄A展は1月6日まで!
カタストロフと美術のちから展
- 公式サイトはこちら
- 2018年10月6日(土)〜2019年1月20日(日)
- 10:00〜22:00(火曜のみ17:00まで)
- 森美術館 六本木ヒルズ森タワー53F
- 当日券1800円、前売り券1500円
藤子不二雄A展
- 公式サイトはこちら
- 2018年10月19日(金)〜2019年1月6日(日)
- 10:00〜22:00(火曜のみ17:00まで)
- 東京シティビュー 六本木ヒルズ森タワー52F
- 当日券1800円、オリジナルグッズ付きプレミアム前売券1800円、前売り券1500円
- 平日割引『藤子不二雄Ⓐ展に来たでござる!ニンニン!』と伝える、もしくは苗字が”ハットリ”であることを提示すると一般の入場料金から100円割引
- 平日割引「セールスマンの方」一般の入場料金から100円割引(申告制)
展覧会を観たあとは、東京を一望できる屋上スカイデッキもおすすめです!
六本木ヒルズ展望台に行くならスカイデッキに登ろう!ガラスのない開放感は格別