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休日なら混雑必須な『国立科学博物館』ですが、平日の午前中なら好きな時間帯で予約が取れます。
はじめは「恐竜の化石」をメインに「2時間くらい見てランチ食べて〜」と気軽に出かけたわけなんですが、見どころが有りすぎて圧倒されました!
ゆっくり見たら1フロアで2時間はいられるくらい、ほんとに凄いんです。
今回は子どもから大人まで楽しめる「国立科学博物館」をレポしまーす!
国立科学博物館の入館料金
開館時間は現在9:00〜17:00ですが、2021年3月末までは金曜・土曜日は18:00まで。夜間は当面中止。
料金は大人630円、高校生以下65歳以上は無料。年齢が分かる証明書を提示。
11月3日(文化の日)は無料です!
☆予約は20分ごとに定員数の制限あり(滞在時間は自由)。
30日前から直前まで予約できます。料金は発生しません。
予約の確認はメールに届きますので、スマホ画面かプリントを入り口にてスタッフさんに見せます。
チケット売り場まで進んで料金を支払います。(チケット売り場がある建物が日本館です)
公式予約サイト
予約サイトは国立科学博物館のトップページから行けます。⇒【予約サイト入り口】
1P:コロナウイルス感染防止の注意事項→2P:入館予約について「予約サイトへ」をクリックしてカレンダーから選択します。
かはくHANDY GUIDE
展示場内の解説を詳しく知りたい方は「かはくHANDY GUIDE」設定を。
館内専用のWi-Fiをつなげて、QRコードを読み取り接続します。
設定は総合案内付近にポスターやチラシが置いてありますのでチェックしてみてください。読み応えがあるので毎度じっくり読んでいるとぜんぜん前に進まないw
コロナ感染症予防で休止しているもの
館内はコロナ感染症予防でタッチパネル、体験型展示・サービス、音声ガイドやICカードの貸し出し、スカイデッキなどが休止。トイレも一部休止。
触れるものを極力少なくしている様子。各展示室にはアルコールスプレーが設置されているのでこまめな消毒を。
マナーは「密にならず、大声を出さず」。注意を促す館内放送も時折流れます。
ミュージアムショップおすすめお土産
日本館1Fにあるミュージアムショップ。サイエンスに関する商品(化石・実験グッズ・書籍・お菓子・文具など)を幅広く取り揃えています。
私が購入したのは国立科学博物館のオリジナルグッズ。店内はかなり広く商品点数も膨大ですが、オリジナルグッズは入り口付近のコーナーのみ。せっかくなのでオリジナルを選びたいところ。
展示関連の可愛いイラストのクリアファイルと、食物連鎖を表したシュールなイラストのマキシングテープ。陸の食物連鎖バージョンもありましたw
こちらはハサミ不要のペーパーモデル『飛び出す温帯低気圧』。
組み立ててから問題を解き、動かして理解する。大人も楽しめる教材です。
他にミジンコのペーパーモデルもありキモカワでしたwお友達にどうぞ
地球館の恐竜&見どころ
地球館1階「地球史ナビゲーター」から。
円形ステージを囲むのは「アロサウルス」「ひまわり1号」「カンポデルシエロ隕石」。この部屋でざっくり地球の歴史が分かります。
時計の秒針ような音楽とともに、1億年単位のメモリで生命誕生から現在まで映像と実物展示で紹介。落ち着く空間です。
廊下にある海洋性生物の多様性と食物連鎖を表したコーナー。
こちらのフロアは熱帯雨林、湿原、温帯林、高山、砂漠それぞれの環境と生息する生物の紹介。
多様化を果たした生き物、デパートのディスプレイのように展示されているコーナー。
同じ種でも個体によって個性がありますね。
マッコウクジラ、アジアゾウ、キリンなどの骨格標本も。
真下から見えると骨格がより分かりやすい。時間が止まったハチドリもじっくり観察できます。
細菌から人に至るまでの系統樹。
知られているだけでも160万種!まだまだ無限に広がる未知な世界です。
「科学で地球を探る」のフロア。
光・磁気・磁場についての物理学がテーマ。リアルタイムで観測データも見えます。
フロアの1/3ほど休止しているのが残念でした。サイエンスを解説だけで理解するのは難しい…。
科学と技術の歩みをテーマにしたフロア。
海外の文化を受け入れながら発展した科学技術を紹介。機械式計算機や日本初の宇宙開発、自動車のあけぼのオートモ号など実物展示に見応えあります。
フロアを囲む巨大な円形ガラスの中に、哺乳類・鳥類の剥製115体を展示。かなり圧巻です!
海外ドラマ「ウエストワールド」を彷彿とさせる今にも動き出しそうなスケール感!階段を上がればガラス床から全体を見下ろせます。
フロア奥の「親と子のたんけんひろばコンパス」は休止中です。
「恐竜の謎を探る」のフロア。
所狭しと実物化石と複製骨格が展示。上から見学できる階段は休止中ですが、枠から飛び出すような展示方法なので、下から見上げたけでもかなりの迫力がありました。
地球のおいたちを化石で解説。一つの化石に地球の歴史が詰まってます。
誕生と絶滅を繰り返した海・陸・空の生物標本。真下から見るとより大きさが分かります。
マンモスの牙の大きさは想像以上!強そうなのに植物食だったというギャップも◎。
人類進化のコーナーでは、猿から新人へどうやって進化し世界へ広がって行ったのか、人体骨格などで紹介。
頭蓋骨の化石がずら〜っとありますがほとんどレプリカなので大丈夫w
宇宙〜地球〜私達を構成するすべての物質・法則を科学的認識で知ることができるフロア。
世界に貢献した日本人研究者、原子レベルで結晶の構造を表したものなど。すぐに理解するのはかなり難しいけど、異次元な世界はワクワクします。
日本館の見どころ
日本館自体が重要文化財。1階から3階まで吹き抜けのネオルネサンス様式を基調とした建物。上から見ると当時の最先端の科学技術の象徴だった飛行機の形をしているとのこと。
ステンドグラスは小川三知氏のアトリエ制作で、日本のステンドグラス作品の中でも傑作と言われています。
思わず「うわぁ」と声が出たくらい風格漂う佇まい。やはり多くの映画やドラマに使われているようです。建築を見に行くだけでも見応えありますよ!
地球館へ向かう途中、左側にシアターへの入り口があり、細い通路を下っていくとオレンジ色のドームが現れます。
スタッフさんの指示に従い中に入ると、ドーム真ん中にブリッジ(橋)がかけてあり、360度全方向の映像が見えるようになっています。
上映が始まると…研究室から恐竜が動き始め、大地を駆け巡り他の恐竜と戦ったり、上を見上げると大空から隕石が落ちてきたり…と、まるでその場にいるようなすごい浮遊感!
約6分間の短い上映ですが見応え十分!それ以上だと気持ち悪くなるかも…それぐらいの浮遊感ありです。ぜひ!
上映内容は月ごとに変わるので何度来ても楽しめますね。
「日本の科学と技術で自然をみる」のフロア。
天球儀・地震計・時計・顕微鏡など、江戸時代のものから貴重な道具を見ることができます。
日本列島の豊かな自然、日本人が形成された歴史、共存する生き物を知るフロア。
プレート配置による地震、日本に落下した隕石など、今知っておきたいことも満載です。
南極で活躍したジロと忠犬ハチ公の剥製も!
ジロは南極で発見されたあとも南極大陸で活躍し昭和基地で5歳で永眠。
ハチ公は1歳で主人と別れた後も渋谷駅へ通い続け、11歳で渋谷駅近くの路上で永眠。どちらも切なくも人間の相棒として貫いた忠犬です。
日本で初めて復元された脊椎動物の全身化石。この首長竜、なんと高校生が発見したものだそう。なんとも夢がありますね〜。
日本太古の化石もずらり。陸・海の地層に刻まれた跡から日本列島の歴史を読み解きます。
国立科学博物館まとめ 休憩場所
超ざっくりご紹介しても長くなるほど、魅力も見どころも満載の国立科学博物館。行って損なし!というか行くべき。
さすが国立スケールが違う、素晴らしいの一言に尽きる。
今回は早足で見て約5時間かかりました。
けっこうな体力が必要なので、靴はシューズ、手荷物はできるだけ軽くがおすすめ。通り過ぎる小学生・若者達でさえ「しんどい」「疲れた」とつぶやいていたくらいw
わずかにベンチはありますが、飲食禁止。やはり喉が乾きます。
飲食できる場所は「地球館屋上のハーブガーデン」。ハーブのいい香りと風が心地よいフロアです。私が行った日も小学生やママさんがお弁当を食べていましたよ。
他には日本館1F「くじらカフェ」。ミュージアムショップの反対側にあります。昭和のデパートにあったような軽食スタイル。同じフロアのラウンジでもお弁当OKです。
※レストランは当面休止。
私も次はお弁当でも作って行ってみようかな。休憩は地球館と日本館の移動時に挟んだほうがいいですね。
今はコロナ予防でなにかと制限はありますが、人も少なく静か。落ち着いてゆっくり見学できますよ。
国立科学博物館のホームページで予約してから行ってくださいね!