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家でも作れる!というコンブチャですが、作り方を検索してみると材料を揃えるのも手間だし菌の扱いも難しそう…。
また、道具をちゃんと煮沸できるのか?うまく発酵しているのか?もなんだか不安。
そこで、最初から揃う『ハワイ州マウイ島発の家庭用コンブチャスターターキット』を購入してみました。
コンブチャが出来上がるまで約2週間。
作ってみた工程「準備〜作り方〜発酵まで」をお伝えします。
手作りコンブチャキットの内容
ラベル名称『有機自家製コンブチャ培養キット』の中には、「コンブチャパック247g」と「紅茶25g」と説明書が入っています。
コンブチャパック【菌株(スコビー)】とポーランドの人気紅茶メーカー【Tao of Tea】のセット。
自分で用意するもの
- 砂糖:グラニュー糖、有機きび砂糖
- 清潔な広口ガラス瓶
- キッチンクロスまたはキッチンペーパー・紙ナプキン
- ひもまたは輪ゴム
- 水
コンブチャを作るときの砂糖
1番のおすすめは、ミネラル分が取り除かれた「上白糖・グラニュー糖」とのこと。
健康を気にされている方はミネラル分のない砂糖はあまり馴染みがないかもしれませんが、コンブチャにとってみればミネラルなどの栄養分は異物として捉えてしまうようです。
コンブチャは日本酒やワインのように糖分をエサとして発酵する飲料。
ミネラルのない上白糖やグラニュー糖はコンブチャにとっては“純粋なエサ”なのです。
次におすすめされている「有機きび砂糖」は、上白糖やグラニュー糖ほど精製されていない砂糖なのでミネラル分が残っています。
そのため発酵は遅くなります。
蜂蜜を使ったコンブチャは、甘くて美味しい【ジュン】という発酵飲料になるそうです。
蜂蜜には殺菌作用があるのでうまく発酵できるのか初心者には難しそうですが、パワーアップしてそうな菌株の効果が気になります。
コンブチャを作るときの水
浄水器を通した水道水(塩素を取り除く)またはミネラルウォーター。
ウォーターサーバーや自家製浄水器は微量のカビが含まれている可能性があるため不向き。
ミネラルウォーターはミネラルが多く含まれているため発酵が遅くなることがありますが衛生的に◎。
コンブチャを作るときの瓶
円筒形で口が広い耐熱ガラス容器がおすすめ。
容器は必ずよく洗い、煮沸消毒した後、乾燥させてから使います。
コンブチャはプラスチックや金属・ステンレスを嫌います。また、コンブチャの強い酸が金属を腐食する場合もあります。
陶器は、釉薬がコンブチャの強い酸で溶け出す可能性があり危険!
コンブチャ培養キットの作り方
まずは、手、器具をよく洗い、コンブチャを置く場所も清潔にしておきます。
常温の水にガラス瓶を入れて80〜90℃の熱湯で5分以上加熱。
私はこの時トングと後で使うポットと砂糖を混ぜるマドラーも消毒しました。
トングで取り出したら、清潔な布かキッチンペーパーの上にふせて自然乾燥。
培養キットの紅茶は25g(3.8リットル用)入っているので、コンブチャを作る量で調整します。
500mlあたり茶葉4〜5g(ティースプーン山盛り1と1/2)が目安。
沸騰させたお湯で茶葉を煮出して紅茶を作り、100mlに対して5gの砂糖を加えて溶かし冷まし移します。
上白糖の場合:小さじ1と1/2
グラニュー糖の場合:小さじ1と1/4
菌株を液体ごと加えます。
(最低量500mlから作る場合もコンブチャパックを1袋すべて使用)
※このとき、かき混ぜる必要はなし
菌が呼吸できるようにフタはせず、空気中のホコリやコバエが入らないようにキッチンペーパーなどで口を覆い、ゴムや紐で固定。
(コバエはコンブチャの発酵の匂いを好みます、隙間から侵入するのを防ぐようきっちり閉めましょう)
適温(26℃〜32℃)の清潔な環境に置き、発酵が進むのを待ちます。
保管場所として適さない場所:換気扇、通気口、窓辺、直射日光、湿気、キッチンの排水口の近く、押入れの中、古い木製の棚や本、カーペット、熟した果実の近く、観葉植物が多いところ。
季節や気温に左右されますが、7〜14日間程で出来上がります。
コンブチャの飲み頃とは
5日〜1週間経ち、少し酸っぱい独特な発酵臭がしてきたら、清潔なストローやスプーンなどで味見。(プラスチックや金属を嫌いますが短時間ならOK)
発酵が進むにつれ酸味も強くなります。好みの酸味になればいつでも完成とのこと。
また、発泡が見られることもあれば静かなものもあり、季節や環境条件で味は様々なようです。
菌株は沈む?浮かぶ?
コンブチャパックに入っている小さな菌株は、最初大抵は底に沈みますが問題はないそうです。
しかし、成長したものが発酵が止まったり沈んだままの場合は、何らかの問題がある可能性があるので潔く捨てるのが安全。
菌株が成長する過程では、クラゲの触手のようなものが伸び、白または茶色っぽく薄い膜ができ始め、次第に層が重なり分厚く成長します。
このように表面に張る白っぽい膜は、菌や酵母がコロニーを作り始めている証拠。
嫌気性の微生物が空気に当たらないよう至適環境を作るため、コンブチャ液の表面にぴったりゲル状の膜を張るそうです。
菌株が丸い形になるのはこのためだったんですね!
コンブチャを作るときの注意
消毒の不十分、環境、不純物の混入によりカビが生えることがあります。(パサパサ、粉っぽく、ケバ状で通常水面に生える)
もしカビを発見したら、そのコンブチャは飲まないこと。
菌株は浄水で丁寧に洗ったりカットしてカビを落とし、新しくコンブチャを作り直すことが可能。
低温殺菌されたお酢を大さじ3〜4杯最後に入れるとカビ防止になるそうです。
コンブチャを密封容器に入れて常温で発行・保管は絶対やめてください!
発酵により発生ガスで内圧が高まり、ガラス容器が破裂し、破片やコンブチャ液が周囲に飛び散る恐れがあり大変危険です。
コンブチャを作ってみた感想
用意するものや注意事項が多くて躊躇していた「手作りコンブチャ」ですが、実際に作ってみて「やっぱり難しい」という印象。
まだ発酵中なので味は分からないのですが、見た目は実験室に置いてありそうな怪しさw
こちらのコンブチャパック、開封したときから発酵の匂いが強いです。
お酢のストロングバージョンですね〜、手に付いたらしばらく消えないという・・。
紅茶を少量からスタートしても液ごと使うので、最初は超すっぱいコンブチャになるかも?
今の段階だと「甘い紅茶にお酢とクラゲを入れた飲み物」になってます。
それと、作るとき消毒にものすごく気を使いました。
とにかく清潔にしないとカビの原因になり、味も変わってきそうなので。(ちゃんとしないと発酵なのか腐敗なのか紙一重)
また、保管場所を探すにも悩みました。
換気扇の近くやキッチンの湿気、観葉植物(コバエなどの虫も気になる)の近くも避け、清潔でコンブチャの匂いも気にならない最適な場所を。
菌株は繊細な生き物なので、取扱いは難しいなぁと思いました。
ただ、最初にうまく菌株が成長すれば、あとは意外と簡単になるのかもしれません。
2回目からは菌株と残りのコンブチャ少しを足せば作れるはずなので、自分好みの味にアレンジできると思います。
そのためのスターターキットなのかも!?『自分の菌株を育てるため』という感じを受けます。
最初だけ大変で、健康に菌株が育てばいろいろ楽しめるようになりそうです。
コンブチャ培養キットまとめ
最初は自分で用意する物や手間もかかりますが、その分植物みたいに愛情が湧いてくるかもしれません。
見た目はいまのところクラゲですがw
あと、実際にコンブチャを作ってみると市販されているコンブチャとの違いも分かってきますね。
前の記事でご紹介した『KOMBUCHA生活の木の口コミ!ハーブを合わせたオリジナルコンブチャ』では、野菜・果物・ハーブがブレンドされてるところがいい。
自分ではいろんなハーブや栄養素をブレンドできないので、市販のコンブチャの良さが分かってきます。
それぞれいいところがあるので、自家製コンブチャと市販コンブチャとの飲み分けも良さそうです。
今回、一部培養キットの説明書とKindle「コンブチャのお悩み一気に解消 コンブチャ読本」を参考にさせてもらいました。
Kindleunlimitedは30日間無料体験できますので、この機会にぜひご覧ください!
追記:失敗?膜を張ったけど沈んでるスコビー
4週間ほどで表面に薄い膜を張りました!
一見順調そうですが、底にはまだ沈んだままのスコビーもいます。
寒い時期なので育つスピードが遅いのかも。
これで厚くなれば成功だと思いますが・・いつまで待てばいいのか。
失敗の原因の思い当たる節はあるので、これで成長しないようなら潔く諦めます。。。
原因1:紅茶の温度が熱すぎた(手で持ったときに熱かった)
原因2:砂糖がカロリーオフのものだった!(パッケージの読み間違え)
栄養となる砂糖が圧倒的に足りない・・。ごめんなさいスコビーさん。